不動産テックの巨大企業が業務提携を発表した。
民泊のAirbnbとコワーキングスペースのWeworkであり、いずれもシェアリングカテゴリーに属する。
提携内容は次のとおりである。
・Airbnbを利用するビジネス客がWeworkのデスクやサービスを利用可能
・提携サービスは、シカゴ、ニューヨーク、ロサンゼルス、ワシントン、ロンドン、シドニーの6都市でスタート
ビジネス出張客を囲い込むことが目的であり、特に若いビジネスパーソーンをターゲットにしているようだ。
シェアリングによって、新しいマーケットを切り開いた2大企業が提携して、更に、新しいマーケットを確立しようとしている。
それぞれの企業評価額は、Airnbnbは約3.5兆円、Weworkは約2,2兆円であり、大きなインパクトが想定される。
出張時の作業場所の悩みがついに解消されるかもしれない。
静かなワークプレイスが欲しくて高いホテルに宿泊していたビジネスパーソンや、民泊施設で落ち着いて仕事ができなかったビジネスパーソンにとっては朗報であろう。
海外の不動産テックにおいては、既存不動産テック企業間の連携によって新たなビジネスモデルを模索する動きが始まっている。
日本の不動産テックは、まだまだ不在サービスが沢山あるが、事業提携の動きも近い将来に始まるであろう。